2010年12月6日月曜日

鶏口牛後












2010年の最後の月が始まりました。まだ12月も始まったばかりなので振り返るのは少し早いんでしょうが、一年経つのはあっという間なのに、一年前はずいぶん昔な気がします。

最近、考えていることは独創性の恐怖ということ。何かを始めるときに、独創性、つまりは何か1つでも「唯一である」ということが無いと、全て無意味なんじゃないかと思う恐怖心に支配され過ぎているということ。

確かにウェブの世界は特にその傾向が顕著で、似た様なサービスは消えていってしまう。劣化コピーや複製品は消えていく。

一方、独創性というものはそれ単体では存在しないということは良く忘れられる。独創性のあるサービス、独創性のある音楽、映画、独創性のある何かは存在するけども、独創性自体というものは無い。だから独創性を追い求めていくと迷路に入り込む。

何かをつくる過程において、その質が高いとか低いとかはあるけれども、独創的なものは生まれてくる。知識は行動を縛り付けるものでは無く、何かをする方法を教えてくれるものでありたい。だからあまり考えすぎてしまうのも考えものだなぁとか考えたりしてる。