上昇志向も破壊衝動も孤独も躁も無自覚な優しさも全てまとめて小さなことに感じることがある。それはどんどん現実感から離れていく「要し得ない」感覚だ。この感覚は何だろうと考えていて、しばらくすると考えることに飽きて、別のことを考え始めている。考えは長くは続かない。感覚は常にそこにある。そういったことを通して僕は結構、そういう感覚を大事にしているということに気がついた。僕は四六時中、同じことなんて考えられない。放っていおいても腹は減るし、眠くはなるし、年も取る。だから28になっても、消え去るより、燃え尽きるのはまだ早い。