実のない雑記を書く。2009年にインドにいってきてから無理して海外に行かなくてもいいかなと思うようになっていた。深く考えず、たぶん、自分の中で、それ以上の経験は無いんだろうなと思うようになっていたから。勝手に見積もって、勝手に自己解決。多くの「成されないこと」はそんなもんなんじゃないかと思う。
ホーチミン空港
そんなことを考えながら、しばらく過ごしていた。突如ベトナムに視察に行こうとの誘いが。一旦、ペンディング。そしてすぐ、行きます、と返事をした。仕事の視察で海外に行くということが魅力的だった。
僕はやっぱり予想外なことが好きだ。見えない確度から殴られる感じ。価値観がガタガタと音を立てて崩れる感じ。世界と、境界線と接している感じがする。予想外の誘いは魅力的だった。結果。
行ってよかった。
大学のキャンパス
多くの新しい事実や、多くの建設的な意見や、多くのビジネスや、多くのポジティブなエネルギーは有意義ではありつつも、その奥にあるものが人を動かす原動力なんだと思う。
甲本ヒロトが言っていた。「やりたいこと」には「やらなきゃいけないこと」がセットでくっついてくる。子供のときは「やらなきゃいけないこと」がクリアできないから「やりたいこと」を諦める。でも大人になったら「やらなきゃいけないこと」はクリアできるってこと。「やりたいこと」はなんにも変わんないよ、と。原動力はそんなところかなと思ったりしたり。
ホーチミンの街並み
旅は一緒にいく人も重要だなと思う。滞在中に話題になったのが「移動距離と成長」は比例するのかどうかということだった。あまり移動したくない僕は否定をしたかった。否定をしつつ思ったことは、別に移動距離は物理的なものでもなくてもいいんじゃないかなということだった。それなら賛同してもいい。そしてベトナム滞在で成長したかと言われれば、成長って何なんだろうね、とお茶を濁すくらいにしておこうかな。