2012年6月28日木曜日

Cakes

原宿ウェブ研究所でもお世話になってる加藤貞顕さんのCakesが始動しはじめました。

https://cakes.mu/

なんか色々書いたけど、、、ぜんぶ下記に込められている気がして全部消した。

カッコつけた言い方になるけど、ぼくは編集者として「世の中を前に進めるため」に本をつくってきたつもりなんですよ。

いろいろと学びが多いです。編集者じゃないけど僕も世の中を前にすすめるためにがんばります。本サービス楽しみです。

2012年3月23日金曜日

ベトナム滞雑記

実のない雑記を書く。2009年にインドにいってきてから無理して海外に行かなくてもいいかなと思うようになっていた。深く考えず、たぶん、自分の中で、それ以上の経験は無いんだろうなと思うようになっていたから。勝手に見積もって、勝手に自己解決。多くの「成されないこと」はそんなもんなんじゃないかと思う。

ホーチミン空港

そんなことを考えながら、しばらく過ごしていた。突如ベトナムに視察に行こうとの誘いが。一旦、ペンディング。そしてすぐ、行きます、と返事をした。仕事の視察で海外に行くということが魅力的だった。
僕はやっぱり予想外なことが好きだ。見えない確度から殴られる感じ。価値観がガタガタと音を立てて崩れる感じ。世界と、境界線と接している感じがする。予想外の誘いは魅力的だった。結果。
行ってよかった。

大学のキャンパス
多くの新しい事実や、多くの建設的な意見や、多くのビジネスや、多くのポジティブなエネルギーは有意義ではありつつも、その奥にあるものが人を動かす原動力なんだと思う。

甲本ヒロトが言っていた。「やりたいこと」には「やらなきゃいけないこと」がセットでくっついてくる。子供のときは「やらなきゃいけないこと」がクリアできないから「やりたいこと」を諦める。でも大人になったら「やらなきゃいけないこと」はクリアできるってこと。「やりたいこと」はなんにも変わんないよ、と。原動力はそんなところかなと思ったりしたり。

ホーチミンの街並み
旅は一緒にいく人も重要だなと思う。滞在中に話題になったのが「移動距離と成長」は比例するのかどうかということだった。あまり移動したくない僕は否定をしたかった。否定をしつつ思ったことは、別に移動距離は物理的なものでもなくてもいいんじゃないかなということだった。それなら賛同してもいい。そしてベトナム滞在で成長したかと言われれば、成長って何なんだろうね、とお茶を濁すくらいにしておこうかな。

2012年1月1日日曜日

2012年の目標


2011年に掲げた目標は「道に迷わない」でした。「道」というのはメタファーで「未知」でもありました。旧年中は予想していないことも多く起こりました。 今年の目標は「飽きない」ということにしようと思います。

2011年12月31日土曜日

2011年の振り返り

2011年も終わろうとしています。その前に個人的に印象的に残ってることをまとめておきたいと思います。2011年に始まったものでないものも多く含まれていますが。。。

・動画コンテンツ
動画コンテンツが増えてきました。ニコニコ動画が有料配信を始めたり、Googleが2011年のまとめ動画を公開したり、サービスをリリースした際にサービス概要を紹介したり、またやカーンアカデミーにようなラーニングサービスが出てきました。要因としては回線の安定などもありますが、やはりスマートフォンの普及が大きいでしょう。


・ソーシャル化
ウェブ2.0に起きた大きな変化の中にCGMがあります。多くのメディアがユーザーが参加するように置き換わりました。例えばブログ、今まではニュースサイトは見るものでしたが運用する人が出てきました。同じことがソーシャル化して変化しています。ソーシャル化とは「自分を中心に情報を配置する」ということとでも理解しておきましょうか。

自分の位置からタクシーを呼べるiPhoneアプリとかがリリースされたりもしました。同じように、既存のサービスをソーシャル化した回答を考えていくと面白いと思います。

・ストック型からフロー型へ 
グーグルが推測するインターネット上の情報量は、6年前が5EB(エクサバイト、エクサバイトは百京バイト)だったのが昨年中ごろには281EBと60倍近くになっていることを挙げた。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/nmg/20100216/212828/?ST=nmg_page

2010年の記事なので281EBになったのは2009年のことですが、情報量は増大し続けています。ちなみに単位のまとめは下記の通り。

  • キロ(k)・・・103を表す単位
  • メガ(M)・・・106を表す単位
  • ギガ(G)・・・109を表す単位
  • テラ(T)・・・1012を表す単位
  • ペタ(P)・・・1015を表す単位
  • エクサ(E)・・・1018を表す単位

情報量が増え続ける中での回答として、積み上げた情報ではなく、流れてくる情報に注目する傾向が強くなっています。

・金融に端を発する価値観の変化
ケタ違いの金額が個人によってやり取りされるようになりました。例えばリーマンブラザーズの元CEOリチャード・S・ファルド・ジュニアは1993年から2007年の間に5億ドル(約526億円)の給与を受け取ったとされています。1968年に衝撃を与えた三億円事件がありますが、まさにケタ違いの報酬です。

ハリウッド映画でも小説でもマンガでもアニメでも銀行強盗や身代金の要求がチャチなものになりました。かといって強欲を否定することもできません。そうしてわかりやすい悪役もいなくなりました。ダークナイト、SAW、マネーボール、ヒミズ、なんとなくそれに対する答えを模索している気がします。

・分裂したアイデンティティの許容
キャラクターやアイデンティティは自分が対する社会の鏡像として成立しています。例えば会社で働く自分と、友人と過ごす自分は少し違います。そして別のキャラクターは別の社会があるから成立します。だから友人と会社の上司が同席したらどのキャラクターで行くか迷います。

前のソーシャル化とも繋がってきますが、その社会はインターネットの世界で融合しつつあります。そうした場合、どういう変化が起こるのでしょうか。

・震災と原発が明らかにしたもの
震災と原発は分けて考えてますが、それぞれにおいて個人や社会や組織が直面した時、どのように機能して、また機能しないのかということが明らかになりました。

・独裁体制の終了
チュニジア、エジプト、リビアや金正日の死去、北朝鮮はまだ先行きはわかりませんが独裁体制の多くが終了しました。カストロの辞任も今年ですね。一方で国内の政治局面ではリーダーシップが求められています。

・コンピューターの枠を越えて
スマートフォンやタブレットPC、キンドルなどの発明によってインターネットが引続き開放されて来ています。これらの発明がスティーブ・ジョブスやジェフ・ベゾスの独裁よってつくられたというのも面白いです。インターネット解放戦線は今後どのように展開していくのでしょうか。


・ソーシャルゲームとコンシューマーゲーム
最後にソーシャルゲームです。個人的にソーシャルゲームが面白いゲームになることを望んでいます。またコンシューマーゲームが相対するのはソーシャルゲームユーザーだけではありません。オープンワールド系、FPS、ネットワーク化、モーションセンサーなどを含めてコアゲーマー向けにどういったものが提供されるかが楽しみです。

最後の方はちょっと駆け足になってしまいましたが、2011年に個人的に印象的だったことを列挙してみました。来年こそは良い年でありますように!









2011年10月16日日曜日

どんどんだす

先月の連休に小規模なhackathonを企画しました。

ハッカーソン(Hackathon:Hack と Marathon を合成した造語)は、同じテーマに興味を持ったデベロッパーが集まり、互いに協力して コーディングを行うイベントです。ハッカソンは短時間で集中してグループコーディングを行うため、スキルの向上させるたでけなく、大きな充実感と達成感を得ることができます。
https://sites.google.com/site/devreljp/Home/hackathon-in-a-box

それぞれに刺激を受けて非常に有意義な時間でしたのですぐにでは無いと思いますが企画をしたいと思います。その時に作ったものとは別物なのですが、その時に思いついたものを週末で作ってみました。

基本的な考え方としては次の2点です。
・今ある18歳未満の年齢確認ページはごまかし。18歳未満でも余裕で見れる。
・子供からインターネットを始めれる環境整備は必要だと思う。

そこでFacebookのAPIを使って年齢確認をするサービスをつくろうと思い、プロトタイプを作って見ました。

http://facebook20.heroku.com/

登録ページでリンク先が出てしまっているので、このままではあまり意味はないかも知れませんがあくまでプロトタイプと言う意味で作って見ました。そこで触っている内にFacebookAPIの仕組みを使って、履歴書とか自動生成できるのではと思って別のサービスを作って見ました。

http://resumebook.heroku.com/

こうして考えてみるとアイディアを実施してみると新しいアイディアが生まれるものなのだと思いました。最後にまた引用で。


アイデアって、無くなるとかじゃないんですよ。
創作意欲が無くなるっていうことが、アイデアが無くなるっていうことなんです。だから「描こう」と思ってさえいれば、アイデアって出てくるから、「アイデアが無くなるかも…」とか恐れてちゃいけないんですよ。どんどん出す、貯金しとかない、みたいな。


一番ヤバイのは「どーでもいいかな」って思うことなんですよ。
粘りがなくなるというか。本当はもっとそこでガーッといかなきゃいけないのに、「こんなもんでいいかぁ…」とか、思っちゃう感じがね、ヤバイんですよ。


荒木飛呂彦