週末に久しぶりにスタジオに入った。1時間だけだけど。
すごい下手になってたけど大きな音で鳴らすのは気持ちがいい。
スタジオはラテン語のstudium(勤勉)の変化形に由来し
本来は芸術家のアトリエのことらしい。
周知の通り最近はCDが売れなくなて来ていて
オリコンなんかは何万枚売れたとか言わなくなってきている。
宇多田ヒカルが700万枚売れたのは過去のことなのかも知れない。
お隣の韓国なんかでもCDの売れ行きがもうほとんどないとの噂も聞く。
そんな中、Appleは全楽曲DRMフリー化を行ったりしている。
Radioheadが『In Rainbows』を購入者が自由に価格を決められる
(0円でも良い)方法で楽曲を提供したわけだが、
結果はどうやらほとんどの人が無料でダウンロードしたらしい。
ただしアーティストの利益は以前の方法より増えたとの話もある。
Nine Inch Nails,Oasis,Jamiroquai,Madonnaも
レコード業界を離れつつある事実もある。
確かな情報は無い訳だし、この結果で全てを結論づけるのは
尚早だけど、従来から言われているように
業界の在り方が変わらなければならないのだと思う。
権利団体の話はこの際、置いておいたとしても
レーベルはヒットアーティストの利益を基に
新人アーティストの発掘やプロモーションを行っていた訳だけど
このモデルがもはや崩れつつある。
新人アーティストに取っては苦境のように見えるが
インターネットではコストゼロで楽曲を提供する方法が増えてきている。
そうすると多くのアーティストの作品が溢れるようになる。
消費者は何を基準に選べばいいんだろう。
もうみんなに共通するランキングは存在しない。
そしてゲームにしろマンガや本にしろ、
選択肢が増えすぎて行き詰まっている感を受ける。
こんなにいっぱいコンテンツがあったら
時間がいくらあってもたらないよ、と。
余暇の時間を楽しく過ごす為のモノが逆に
時間の全てを食らい尽くすようだ。
レコメンデーション、検索エンジン、SNS、動画共有サイト‥
解決策は既に色々考えだされている訳だけど、
僕らの考え方も変わらなきゃいけないのかも知れない。
これにはもう少し時間がかかりそうだ。
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