
遊園地にいってきた。とは言っても釣りに。
西武遊園地にはプールがあって冬場の間はそこが釣り堀(管理釣り場)になるのだ。冬に間は当然プールを利用する客がいないから一石二鳥になビジネス。
まあプールを利用する客から見たら、そこに魚がいたと思うと嫌だろうけど。海だって川だって、魚と人間がいる訳だから何にも変わらない。けども違和感を感じる。それはプールが人が泳ぐために作られたものだからだろう。
そもそも管理釣り場は一回捕まえた魚を、釣りをするために放流するのだから不自然だ。そう思ったので天然の海とか川とか行こうと言ったら、管理釣り場でもつれないやつが自然に出たらなお釣れないと言われた。凹む訳でもなくそりゃそうだと思った。結局小さいプールしか知らない魚は自然にすむ魚より弱い。
本を読むよりインターネットで調べた方が早いと言う。
(人生観を変えたのは本とネットどっちが多いのだろう)
インターネットで調べるより携帯電話で調べる方が手軽で良いと言う。
(日本のモバイル業界は管理釣り場みたいだ)
自分で考えるより人に聞いてしまった方が楽だと言う。
(いやそりゃそうだけど、それで楽しいのだろうか)
全ては否定できないけどそうじゃない部分もある。特にインターネットの衝撃は否定できないんだけど、それは一つの記事についてではない。ウェブはこれからいくつもの歴史を超えていくのだろう。だから結局小さいプールしか知らない魚は自然にすむ魚より弱いということを知らなきゃいけない。
西武遊園地は廃れていて半ば廃墟も同然だった。時代に取り残されていた。車輪のついたパンダの乗り物は楽しげな音楽を時々詰まりながら流していた。子供たちはそんなことは気にしてい無かったけど。
釣ったニジマスは捌いたあとでも動いていたのはビックリしたけどおいしく頂いた。