2008年7月12日土曜日

iPhone発売



とうとう日本でもiPhoneが発売。
これに対してappleファンとしては何かコメントをしたいわけですが
何も思い浮かばない。というより、ネット上の熱狂ぶりに困惑する。
いや、Macに対して全身全霊を捧げている人はわかるんだけど、
そんな人ってこんなにいっぱいいたっけ。って感じ。

iPhoneが日本のモバイル事情を変えるとか言うのはすごくいい話だし
そうなれば素晴らしいと思う。
キャリア主導のネットワークインフラから、
インターネットの持つオープンな環境になったら素晴らしいと思う。

何かウェブの世界で創造していこうと思うと
でもやっぱり僕はPCに向かう。

そこでモバイルの役割って何なんだろうって考える。
スティーブ・ジョブスはPush Notification Serviceと
iPhoneの立場を位置づけた。
開発者にとってオープンな開発プラットフォームを提供した。

iPod touchの位置づけは、Push Notification Serviceではなかった。
YouTubeなどのウェブ上を含んだコンテンツを持ち運べる
+直感インターフェースなわけで、
ユーザがウェブからコンンテンツを持ってくるってイメージだと思う。

一方、iPhoneはウェブを経由した何かのアラートやお知らせ
+即時的コミュニケーション+直感インターフェースだと思う。
ウェブ経由のアラートというのは、Push Notificationということで
ウェブ上の環境変化をウェブから知らせてくれるということ。

PCは価値創造空間+ウェブ上でのコミュニケーション+α
(αってずるい表現だけどその他は割愛するという意味で)
って感じだと思う。
なんだかんだでPC上では何でも出来てしまう。
(携帯電話ネットワーク別なんだろうけど、これは後述)

とすると、iPhoneはウェブ経由のアラートから
PCを解放してくれるデバイスなんだと思う。
PCで何か集中して作業しているときに、メールが来て作業中断、
そんなことが無くなればいいと思うわけです。
ウェブ上での創発活動以外のとき(オフタイム)は
iPhoenを持って外に出ていればいいってことになる。
ここにiPhoneの価値が見いだされるかってことになるんじゃないかな。

僕の場合はアラートを全てiPhoneにすることが出来ない。
とするとあまりiPhoneの価値を十分に活かせないんじゃないかと思う

開発ツールとしては非常に興味深いんだけど、
Docomoからも発売するという噂もあるし、
機種変したばっかりという諸事情もありちょっと様子見と思っています。
(それでもMac好きかと、お叱りを受けそうですが)

そして携帯電話についてですが、僕のイメージする限りでは
一対一コミュニケーションにやはり特化しているデバイス。
ゆえに、その環境はクローズでも良く、
結局はリアルや現実社会と連携したモノが生まれている。
そもそもPCのようなオープンな環境を求めていたのは
開発者やウェブの世界を作って行こうとしている人たちなわけで
ここ2つの世界観の交流はあまりなかったような気がしています。

ゆえに、SNSやECはモバイルん親和性は高いし、
モバゲーはPCからアクセスできないし、
プロフや顔チェキは人気が出るし、
FlickrはPCがメインとなっているのかなと思う。

もしこの世界観の交流をiPhoneがもたらしてくれるのであれば
それは素晴らしいと思うわけです。

0 コメント: