2009年6月15日月曜日

ガラパゴス化について釈然としない点

日本の製品は独自の進化を遂げることが多く、世界的な規格と異なって発展することが多いという。このことを一般的にガラパゴス諸島に例えてガラパゴス化と言われたりしている。携帯電話の規格がこの代表として良くあげられ、ウェブにおいても2ちゃんねるなど日本独自のウェブ文化とも呼べるものを形成している。

先日、梅田望夫さんのインタビュー記事がきっかけで論争が起こった。その記事のタイトルは日本のウェブは残念と題されていた。それに対して様々な反論や擁護の書き込みが見られた。

梅田望夫は「残念」なただ一つの理由
梅田望夫氏が何か言っていて面白い件

批判をしているのはブログが多く、TwitterやTumblrなどでは擁護のコメントが多かったように思える。そして同氏のTwitterのコメント2006年2月よりずっと続けてきたウェブ上での人体実験を、今日にて終了することにした。そして新しいことを始める準備に入ろう。が投稿された。

これによってウェブのおける発言について考えるきっかけとなった。

これに関係している内容として岩崎夏海さんのぼくが今日はてな東京本店にお邪魔して一言申し上げたことがあり、これに対してKawangoさんの僕は、いうべきことをいった、といいたがるひとたち投稿があった。

あくまで個人として考えることで言うと、「好き嫌い」と「品質の高い低い」を混同してはいけないということだろう。上記のガラパゴス化についても同様のことが言えるのではないだろうか。アップルをガラパゴス化と呼ぶ人は少ない理由もこの通りだと思うし(好き嫌いの問題)、日本は消費者の目が厳しいので、日本で受け入れらた製品は世界展開しやすい(品質の高低)というのもあるだろう。

更に共通規格の問題、デファクトスタンダードの問題があるのだけれどもこれはまた別の視点での問題だと思われる。端的に言えば市場に受け入れたものが規格になるだけであり、好き嫌いや品質の高低とも関係するが、完全に同じという訳ではないだろう。品質が高くても共通の規格にならなかった例も多い。

脈絡の見えにくい話になってしまったかもしれないが、昔から言われているようにインターネットは玉石混淆だ。だからGoogleやソーシャルブックマークの様に情報のS/N比をあげるサービスが人気を集める。そしてこれが品質の高低に繋がるという訳だ。

だからウェブにおいては取りあえず何でも良いからアウトプットしてみる、そしてテクノロジーを駆使してS/N比をあげるということが相も変わらず重要なのだ。だからこの記事も投稿するか3度くらい悩んだけど投稿してみることにした。

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